リビングの板張り天井は無垢材の素材感を視覚的にも楽しめる
子どもたちがたくましく
のびのびと育つ
身体を動かして遊べる家
「在来工法で地元の工務店にお願いしたい」と漠然と考えていたTさんご夫妻のマイホーム計画は、長男の誕生とともに現実味を帯び、土地の検討から徐々に動き始めていきました。そんな中ご友人宅を訪れたとき、木の温もりが伝わるデザインや肌で感じる暖かさから北海道ハウジングの家づくりに関心を持ったというお二人。現場見学会を訪れ、Tさんは「森木社長の人柄とデザイン性」、奥さんは「高い住宅性能」に惹かれたと言います。心が固まったご夫妻は、次男の誕生を待って家づくりをスタートさせました。
ご夫妻ともに衛生面が重要視される職業柄、帰宅後の手洗いや着替えがスムーズに行える間取りは必須条件でした。手を洗ったあとは、家族全員分の衣類を収納できるクローゼットを設えたユーティリティで部屋着に着替えLDKへ。家族の生活スタイルに合わせた、行動に行き止まりのないこの回遊動線は、ご夫妻の希望が形になったものです。基本設計図を見たときの気持ちを、お二人は「希望を叶える粋な計らいが感じられ感激した」と振り返ります。
毎月発生する光熱費は、生活していく上で気になる要素のひとつ。快適さを損なわないように節約することを心がけていた奥さんにとって、プラン提案の段階でおよその光熱費が示されたことはとても心強かったといいます。実際、暮らしてからも想像以上に安く、大満足。高い断熱・気密性能を基本とする家づくりが、光熱費という数字で示されることは「良い暮らし」ができているという指標にもなり、子育てと仕事を両立する慌ただしい日々の中、気持ちの面でも快適だそう。
緊急事態宣言下で自宅待機となった日々も、「一日中家族全員で家にいても圧迫感がなかった」と、改めて快適さを実感する機会になったと振り返るお二人。普段は仕事でいないことが多かった日中の明るさ・陽の入り方なども知ることができ、充実したステイホームとなりました。
一日の終わりにリビングのソファでくつろぐときが至福と語るTさん。考えられた生活動線と大容量収納でストレスなく家事や子育てをこなせているという奥さん。それぞれの価値観を満たす納得の家づくりができました。
DATA
■建築データ
構造規模 木造(在来工法)・2階建て
延床面積 129.20㎡(約39坪)
<主な外部仕上げ> 屋根・外壁/ガルバリウム鋼板、建具/玄関ドア:鋼製断熱ドア、窓:樹脂サッシ
<主な内部仕上げ> 床/無垢フローリング、壁/珪藻土・ビニールクロス、天井/ビニールクロス
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B2)120㎜、床下/一部ロックウール30㎏500㎜、壁/高性能グラスウール16㎏210㎜、天井/ロックウール30㎏350㎜
□暖房方式 1F:床下放熱器、2F:パネルヒーター
■工事期間
令和2年3月~6月(約4ヵ月)
リビングに隣接する客間は、普段は子どもたちのスペースとして使用
ハイセンスなインテリア雑貨は新築が決まってから集め始めたという奥さんのチョイス。ゴールデンベルのキッチン照明も映える
木目が美しく映えるキッチン全景。腰壁や収納建具の木目感は何度も相談を重ねたポイント
3600㎜の大容量キッチン収納はこだわりのひとつ。キッチン用品だけでなく書類や文具も収納してスッキリと。キッチン本体を囲うように設置した腰壁は座った目線からでも隠れるように高めに調整した
ユーティリティから見たキッチン。水まわりとLDKは回遊動線でつながっている
造作の洗面化粧台。上部の明かり採りの窓から陽光が注ぎ、明るく清潔感あふれる空間
1階トイレは、Tさんチョイスのボーダーシートがポイント
玄関ホールからリビングへ続く室内ドア。珪藻土の塗り壁に濃いネイビーが映える
玄関横のシューズクロークの入り口はアーチ型に。床はハニカムタイルでアクセントをつけた
やわらかい色味のタイルをモザイク状に敷いた玄関ポーチ。木の板張り天井と縦格子でよりナチュラルに
大きな道路沿いにあるTさん宅。青空に映える白いガルバリウム鋼板の外観が美しい。1階の突出した部分には水まわりが集約されていて、主な生活空間は奥側に位置しているため、車の音も気にならない